Claris FileMaker Cloudについてご紹介します
お客様、FileMaker開発者の皆様におかれましては、
コロナ禍の中、いかがお過ごしでございますでしょうか。
弊社本拠地である大阪は、今月13日より来月の07日まで
緊急事態宣言が出されました。
本日(1/18時点)は、431人の確認と2日連続で500人を下回ったものの
依然として気を抜けない状況でございます。
大阪府の皆さん、他都道府県の皆さまも、
十分に注意してください。
さて、本日は、まだ皆様にご紹介できていなかった
「Claris FileMaker Cloud」についてお伝えさせて頂きます。
FileMaker Cloudは、公開から既に時間も経っておりますので、
聞いたこと・既に使っているという方もいらっしゃるかと思います。
ですが、今現在も、FileMakerServerでオンプレミスの方も
多いのではないかと思います。
今回は基本的な部分だけお伝え致しますので、
本記事をきっかけに、「Claris FileMaker Cloud」に
ご興味を持っていただけると嬉しいです。
Claris FileMaker Cloud について
Claris FileMaker Cloudですが、他にもアマゾンが提供している
「FileMaker Cloud for AWS」と呼ばれるサービスがございます。
こちら、FileMaker Cloud for AWSと比較すると、
購入から保守・運用に関して、大幅に簡略化されております。
ここでひとつ、皆様にさっそく、Claris FileMaker Cloudの特徴を以下に記載いたします。
●なんといっても、クラウド上ですので、ハードウェアの初期費用が必要ございません。
●Claris FileMaker Cloudでは、FileMakerServerと違い、システムファイルを数分程度で展開することができます。
●FileMaker Cloud Admin Consoleは、変わらず日本語で対応しております。
●Claris FileMaker Cloudのユーザライセンスのご契約のみで、AWSのサブスクリプションは必要ありません。
●Claris FileMaker Cloud には AES 256 ビット暗号化や自動ファイル暗号化、オプションの多要素認証のサポートなど、
業界標準のセキュリティが既に実装されておりますので、安心安全です。
システムの移行について
次は、既にご利用中のClaris FileMaker Server からシステムを移行するまでの流れをご説明致します。
まずファーストステップとしては、Filemaker Cloudのライセンスをご購入頂くところから始まります。
価格は、\1,950/1ユーザー/1月あたり となっており、
通常のライセンス同様、5ユーザからとなっております。
一点、違うのは、こちらの価格は、小規模向けのプラントなっており、
最大で10ユーザまでとなっておりますので、ご注意ください。
そして、Claris FileMaker Cloud を購入後は、まずはClaris Customer Consoleにアクセスすることになり、
アクセス段階では、ラインセスのご購入者のみが登録されている状態です。
他のユーザーから Claris FileMaker Cloud へアクセスを行うためにはユーザーを追加し、
ライセンスを割り当てる必要がありますので注意してください。
一連の流れ
1. Claris FileMaker Cloudへアップするファイルを用意
Claris FileMaker Server或いは、FileMaker Cloud for AWS から移行したいファイルをダウンロードしてご用意ください。
2. Claris FileMaker Cloudのチームにユーザの招待
Claris Customer Console のユーザ画面で新しいユーザを招待します。
ここでひとつ、ユーザ招待は一括でできないため、1ユーザずつ招待してください。
3. ユーザをグループに追加
こちらでもユーザ追加は一括でできないため、1ユーザずつ追加してください。
招待と同じ感覚です。
4. システムファイルにユーザ及びグループを追加
Claris FileMaker Pro にClaris ID でサインインし、用意していたカスタム App の認証方法とグループまたはユーザを設定します。
5. 最後にシステムファイルをClaris FileMaker Cloudにアップロード
こちらは今までと同じように、ファイル→共有設定→ホストにアップロード の手順で
Claris FileMaker Cloud にシステムファイルをアップロードすることができます。
以上で、Claris FileMaker Cloudへのシステムご利用までの流れとなります。
一括でユーザを追加できないなど、手間がかかる部分もございますが、
非常に早い流れでシステムを展開できます。
冒頭でもお話しさせて頂きましたように、今現在、コロナ禍で
外出もままならない状況です。
この状況だからこそ、FileMaker Cloudの利点を十分に活かし、
自粛・テレワーク効率化の手助けになればと思います。
弊社では、現在、
東京を中心に、大阪、愛知、福岡、鹿児島他クライアントの
システム開発を行っております。
もちろん、上記地域に限らず、様々なクライアントからの
ご連絡をお待ちしております!